スパイスの沼
スパイスにはまっています。
食べ歩きも、自分で料理に使うのも。
今、関西はスパイスカレーブーム。
素敵なお店が続々と増えていて、食べ歩きが全く追いつきません。
私は元来、薬草系のお酒や、ラム肉のクミン炒め、八角と紹興酒が香る中華角煮、濃厚なシナモンロールなどなど、スパイスがゴッリゴリにきいた食べ物がとてつもなく好きな人種ですので、このカレーブームの今、幸せでなりません。
こちらは二条にあるニコヨンさん。
京都の美味しいスパイスカレーだと、今はここかムジャラさんかで悩むところです。
少し前になりますが、9月2日。
カレーが好きすぎて、梅田阪急の催事「カレーとカレーのためのうつわ展」で、水野仁輔さんのワークショップ「自分史上最高のカレー粉をブレンドしよう」に参加しました。
水野仁輔さんによるスパイス講座。
楽しくないわけがない。つまらないわけがない。
ワークショップの内容としては、まずカレーの基本となるスパイス数種類とそれぞれの特徴や役割、それらの失敗しないベーシックな配合割合について、水野さんが解説してくれます。
その合間合間に挟まれる、日本のカレー粉の歴史や関西のスパイスカレー(裏?)事情なんていうマニアックなお話から、子供用のカレーにはレッドチリの代わりにパプリカパウダーを使うと辛くなくて食べやすいよ、といったお役立ち情報まで、カレーとスパイスにまつわるお話が止まりません。
そして、その教わった基本のスパイス比率を考えながら、10種類ほどのスパイスから自分の好きな香りのものをブレンドしていき、オリジナルのカレー粉を完成させていきます。
カレー粉って自分で作れるんだ…という感動。
私もスパイスカレーがおうちで作れる…という謎の自信。
ちなみにこのスパイスの知識やノウハウは水野仁輔さんの著書「いちばんやさしいスパイスの教科書」に、これでもかと詰め込まれているのでオススメです。スパイスをこよなく愛する私の愛読書です。笑
このワークショップでは、水野さんの「基本のチキンカレー」の作り方レシピも頂いたので、このオリジナルカレー粉を使ってすぐにスパイスカレーが作れるという手厚さ。
この「自分史上最高のカレー粉」、ほんともう、まさに自分好みの完璧なカレー粉でして。
もちろんワークショップ後、すぐにカレーは作ったのですが、一緒にワークショップに参加してくれた友人が教えてくれた、「このカレー粉、カップヌードルにちょい足ししたら死ぬほど美味しくなった」という禁断の情報も試さずにはいられませんでした。死ぬほど美味しかったので、カレー粉万能説が確固たる地位を築きつつあります。私の中で。
ただのちょっとスパイスが好きな人だったのに、この日のワークショップを境に完全にスパイス中毒者になりつつあります。
スパイスの沼の底無しっぷりが恐ろしい…