我が家にカレーリーフの苗をお迎えした話
スパイスの沼に長らく沈んでいます。
我が家にはそこそこスパイスも揃ってきました。
けれど簡単には手に入らないもの。
手に入らないが故に恋い焦がれてしまうもの。
生のカレーリーフ。
乾燥のカレーリーフはあるんです。買ったんです。
試しにポークビンダルを作る際に入れてみたらとても美味しかったです。
でも色々な書籍を見てもブログやレシピを検索しても
「カレーリーフ最高。もちろん生のやつ。けど生の葉はほとんど流通していないから乾燥のものでも代用できるけど香りは落ちるよ」
みたいな。
そんなこと言われたら、生のカレーリーフ使って見たくなるじゃん!なったじゃん!!
そんな中調べてわかった情報として
・カレーリーフは育てられる
・普通にネット通販で苗が買える
買うわ
(安定の財布の紐のゆるさ)
私は楽天市場のこちら、岐阜緑園さんで購入しました。
注文から数日で届きました。
想定の倍くらい茂ったカレーリーフの苗!!!
10㎝の苗、、、と思って購入したところ、高さ15㎝横幅25㎝超くらいありました。嬉しすぎる誤算です。笑
しかし可愛い(*´-`)
大きさ比較(?)に、普段はベランダ住まいをしている我が家の先住ローズマリー先輩を室内にお呼び立てして並べてみても、この引けを取らない堂々たる佇まい。
安定感あるぅ
本来、カレーリーフはインドの温暖な気候の中で育つ植物なので、寒さには弱いらしく、大きく成長するのは初夏からになりそうです。
むしろ、日本での育て方を調べてみると、冬場は枯れて幹?枝?のみで冬を越すことも多いようです。
そんな寒さに弱い苗を何故この時期に購入したかというと、それを知らなかった訳でも育てられる自信があった訳でもなく、ただただ、欲しくて我慢できなかったからです。
底冷えする京都のアパートの一室で、日中は不在がち。室内栽培とはいえ、寒さ、大丈夫かしら。
ただよく見ると、根元のあたりがうっすらと木質化している感があり、本当になんとなくですが、これだけの大きさがあれば、冬場に葉が枯れても枝が生き残り、春にはまた葉を茂らせてくれる気がしています。
春までおうちの中で大事に大事に育ててあげるからねー
京都市北区のスパイス専門店「Spice Bazaar Kyoto」へスパイスを買いに
香り高いスパイスを求めて専門店に足を運んだ話。
水野さんのワークショップで自分史上最高のカレー粉を作り上げた私。
「自分史上最高のカレー粉」をいつでも錬成できる訳です。素晴らしい。
スパイスの配合比率を把握し、必要なスパイスはすべて揃っており、錬成の準備は完璧。
意気揚々とブレンドしていきます。このために計量スプーンを新調までして、万全の態勢で挑みました。
なのに、出来上がったカレー粉の香りを確かめても、あのカレー粉に程遠い…?
全然香りが弱いんです。
挽き立てコーヒーと缶コーヒーくらい違う。
なんで?????
ネットで調べてすぐ、ワークショップをされたご本人、水野仁輔さんの記事が出てきました。
(ターメリック、レッドチリ、クミン、コリアンダーの)スパイス四天王を買いそろえておいてください。ほかのカレー料理にも使えますから。どこのスーパーでも売っているはずです。ブランドはさしてこだわる必要はないです。ちなみにぼくは、インドの貿易商から直接新鮮なやつを買っています。香りが全く違う。ズルいですね(笑)。
カレースター水野仁輔が明かす、モテるバターチキンカレーのつくり方 | カンパネラ
うん。なるほど。
ズルい!!!!!!
今この手元にある、ワークショップでブレンドして大切に持ち帰ったカレー粉が、まさにインドの貿易商から直接買った新鮮なやつじゃないですか! そのズルいやつが家にある!!!笑
よくよく調べると、スーパーで売っている瓶入りのものは品質管理の観点などからも殺菌処理をしっかり行っている=どうしても香りが落ちてしまう、と言う事のよう。
大量に流通させ、賞味期限を長く確保する事などを考えると、仕方のない事なのでしょうが、ズルい方のスパイスを知ってしまった私は、もう後戻りはできません。
私もインドの貿易商から直接買いたい。
さすがにそれは無理でも新鮮な香りのいいスパイス買いたい!!!
自分史上最高のカレー粉改め、ズルいカレー粉、残りはわずかです。
ネットでもスパイスを販売しているお店はありますが、出来れば店舗で手に取り店員さんに相談したりと、吟味する楽しみも味わいたいところ。
私の住んでいる京都市から行ける範囲で調べたところ、京都市北区にある「Spice Bazaar Kyoto(スパイスバザールキョウト)」というお店を見つけました。
京都では唯一?のインドスパイス小売の専門店です。
店舗の前が駐車場になっているので、車でも行きやすいです。
ただしこの周辺は一方通行だらけなので、行かれる際は事前に経路を確認されることをオススメします。
お店に入ると壁一面にスパイスが並び、そのほとんどにサンプルボトルが置かれているので、その香りを確かめて選ぶ事ができます。
南インドカレー、北インドカレーで使うスパイスをそれぞれセット販売されていたので、スパイスからカレーを作りたいけど何から買ったらいいのかわからない、という方にも優しいラインナップ。
そしてこの日購入したのがこちら。
※この日は上賀茂神社の手づくり市に行った帰りで、奥のZestさんのはその手づくり市に出店されていたスパイス屋さんのものです。
クミンパウダーとホールシナモン、カレーリーフをお買い上げ。
このクミンパウダーもシナモンも、とっっても香り豊かです。
カレーリーフは初めて買ったので、基準がわかりませんでした^^;
料理に使うのが楽しみです。
これは、他のスパイスもまた買いに行かざるを得ないやつ、、、
スパイスの沼
スパイスにはまっています。
食べ歩きも、自分で料理に使うのも。
今、関西はスパイスカレーブーム。
素敵なお店が続々と増えていて、食べ歩きが全く追いつきません。
私は元来、薬草系のお酒や、ラム肉のクミン炒め、八角と紹興酒が香る中華角煮、濃厚なシナモンロールなどなど、スパイスがゴッリゴリにきいた食べ物がとてつもなく好きな人種ですので、このカレーブームの今、幸せでなりません。
こちらは二条にあるニコヨンさん。
京都の美味しいスパイスカレーだと、今はここかムジャラさんかで悩むところです。
少し前になりますが、9月2日。
カレーが好きすぎて、梅田阪急の催事「カレーとカレーのためのうつわ展」で、水野仁輔さんのワークショップ「自分史上最高のカレー粉をブレンドしよう」に参加しました。
水野仁輔さんによるスパイス講座。
楽しくないわけがない。つまらないわけがない。
ワークショップの内容としては、まずカレーの基本となるスパイス数種類とそれぞれの特徴や役割、それらの失敗しないベーシックな配合割合について、水野さんが解説してくれます。
その合間合間に挟まれる、日本のカレー粉の歴史や関西のスパイスカレー(裏?)事情なんていうマニアックなお話から、子供用のカレーにはレッドチリの代わりにパプリカパウダーを使うと辛くなくて食べやすいよ、といったお役立ち情報まで、カレーとスパイスにまつわるお話が止まりません。
そして、その教わった基本のスパイス比率を考えながら、10種類ほどのスパイスから自分の好きな香りのものをブレンドしていき、オリジナルのカレー粉を完成させていきます。
カレー粉って自分で作れるんだ…という感動。
私もスパイスカレーがおうちで作れる…という謎の自信。
ちなみにこのスパイスの知識やノウハウは水野仁輔さんの著書「いちばんやさしいスパイスの教科書」に、これでもかと詰め込まれているのでオススメです。スパイスをこよなく愛する私の愛読書です。笑
このワークショップでは、水野さんの「基本のチキンカレー」の作り方レシピも頂いたので、このオリジナルカレー粉を使ってすぐにスパイスカレーが作れるという手厚さ。
この「自分史上最高のカレー粉」、ほんともう、まさに自分好みの完璧なカレー粉でして。
もちろんワークショップ後、すぐにカレーは作ったのですが、一緒にワークショップに参加してくれた友人が教えてくれた、「このカレー粉、カップヌードルにちょい足ししたら死ぬほど美味しくなった」という禁断の情報も試さずにはいられませんでした。死ぬほど美味しかったので、カレー粉万能説が確固たる地位を築きつつあります。私の中で。
ただのちょっとスパイスが好きな人だったのに、この日のワークショップを境に完全にスパイス中毒者になりつつあります。
スパイスの沼の底無しっぷりが恐ろしい…